(Es) ist mir wurst または (Es) ist mir wurscht は直訳すれば「私にはソーセージだよ」ですが、それではなんのことだか分かりませんよね。😅
そのこころは「どうでもいい」「どっちでもいい」です。
ソーセージというものは、中世より人気のある食べ物ですが、肉の塊をローストしたものに比べて庶民的で粗野なものと見なされています。またどこかで「中に何が入っているかわかったもんじゃない」とも思われていて、それが「ソーセージの中身などどうでもいい」となり、現在の (Es) ist mir wurst(wurscht) という表現になったようです。
もちろん主語を明確にして
X ist mir wurst(wurscht)
ということも可能です。
この他に「どうでもいい」を意味する表現には以下のものがあります。
Ist mir egal
Ist mir gleichgültig
Ist mir Jacke wie Hose(この表現については別稿)
ちなみに上のイラストではドイツの代表的なソーセージを表しています。左から Nürnberger、Frankfurter、Berliner Currywurst、Münchner Weißwurst だと思われますが、地域のあいさつ「tach!」がフランクフルトには合わないような気もするので、2番目のはちょっと自信がありません。
「Ist mir egal」はベルリン交通BVGのテーマソングになってましたね。
お金さえ払ってくれるなら、乗客がどんなでも egal だとのことで(笑)
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