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Dicker Schinken の言葉通りの意味はもちろん「分厚いハム」のことですが、比喩的に「分厚い本」のことも指します。
食べ物の話などしていないのに、いきなりハムが出てきたと思ったら、本だと解釈してください。
ただ Schinken と言うこともあります。口語でやや侮蔑的またはユーモラスなニュアンスです。
その他に分厚い本を表す言葉には以下のようなものがあります。
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Monumentalwerk (金字塔)(格調高い表現)
Schwarte(豚やイノシシなどの皮)(口語、やや侮蔑的)
Wälzer(転がさないと運べないものの意)(口語、ニュートラル)
また、北ドイツでは
Schmöker という表現もあります。本来は学生言葉で、古くて役に立たない本からページをちぎって捻り紙を作ってパイプに火をつけて吸った(schmöken=英語 smoke)ことに由来するそうです。主に分厚くて内容的に知的水準が低く、それゆえにある意味夢中になれるような本を指します。そのような本を並べたコーナーは Schmökerecke と言います。
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